口臭について
Bad Breath

人の口臭が気になって
自分のことも気になること
ありませんか?
子供の無邪気なひとこと…そんなテレビのワンシーンにありそうなセリフですが、実際言われると結構ショックではないでしょうか⁉
「誰かに言われて初めて気になりだした」「まさか自分が…認めたくない‼」「前から気にはなっていたが、誰にも言えない…」「自分には関係のないハナシだ」など口臭のハナシをすると反応も人それぞれです。
健康としてもエチケットとしてもお口のにおいについて、ちょっと向き合ってみませんか?
口臭は誰にでもある

結論から言えば、口臭は誰にでもあります。
口臭はお口の中の常在菌から発生する揮発性硫黄化合物が元となります。体調や生活習慣やホルモン変動にあわせて口内環境のバランスも変化し、口内細菌が活性・増殖して生じた生成物質が揮発性硫黄化合物と化学反応を起こします。そしてその状況に沿った特徴的な口臭ガスを発生します。
口臭を感じるチャンネルも人それぞれですので、とらえる感覚に違いがあります。もし口臭に不快を感じるレベルであれば、いつ・誰が・どんな時に・どんなにおいがするかをチェックしてみてください。
口内環境の変化に合わせて
口臭も変化を呈します。
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起床直後(起床時口臭)
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空腹時(飢餓口臭)
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緊張時(緊張時口臭)
これらも異なった細菌生成物質が揮発性硫黄化合物と化学反応をするので口臭の種類もそれぞれです。このように生きていく上で誰にでもある生理的な揮発現象として「生理的口臭」と呼ばれます。
時間と環境に口臭も
大きく影響します。
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起床時
就寝中は唾液分泌量は激減し、口呼吸にもなりやすくなります。口腔乾燥状態になるほど口内環境バランスが崩れ、口腔内細菌叢は活性化します。細菌叢から分泌物や揮発性硫黄化合物と反応し独特の臭いを発します。
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日中
身体が最も活性化しており血液も全身に循環し、ホルモンも活性化ピークした状況にあります。また職場や外出先だと歯を磨く環境がないため、食事と代謝の影響はダイレクトに受けます。
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夜分
身体が最も疲労した状態で、口内環境も体周環境も疲弊しています。さらに口の中は一日分の食べカスがつけ置きで、身体は一日分の汗やにおいのしみ込んだ衣服を身にまとい、全身雑菌の繁殖で様々な異臭が混在します。
含嗽液や洗口液や
爽味歯磨き粉で
「口臭がなくなった」と
思い込んでませんか?

口臭ケアとして、含嗽液や洗口液、爽味ハミガキコを使っている方は多いでしょう。確かにこれらの製品は、一時的に口臭を和らげ、口内を爽やかに保つ効果がありますが、それだけでは口臭の根本的な原因を取り除くことはできません。口臭は、主に歯周病や虫歯、舌苔などが原因となることが多いため、これらのケアに加え、定期的な歯科検診やプロフェッショナルクリーニングが必要です。歯科医師の指導のもとで、口腔内の問題を根本から解決することで、真の口臭予防が実現します。日常のセルフケアに加えて、定期的な専門的ケアを取り入れ、健康で爽やかな口内環境を保ちましょう。
もちろんオーラルケア用品の芳香作用によるエチケットやリラックス効果は有効です。その他にも様々な成分が入っていますので容量・用法を守って活用ください。ただし濃度や刺激の強いモノはお口の中を痛めたり、口腔内のバランスを崩し思わぬトラブルを引き起こすことがありますのでご注意ください。
舌のよごれはケアしてますか?

ちゃんとハミガキしてるんだけど…毎日のオーラルケアはハミガキだけではありません。「舌」のケアはしていますか?あっかんべーっと舌を出すと舌の中央から奥にかけて白いもっさりとしたモノがついてませんか?これば舌苔という歯垢と同じような細菌叢で、口臭や味覚障害の原因です。東洋医学的には単なる汚れというだけでなく体調・体質の評価の目安とされています。舌の表面には味覚を司る細胞が表在しており、普段使用のハブラシで擦り落とすと味覚細胞や舌粘膜を傷つけてしまう恐れがあります。専用の舌ブラシや舌クリーナーを活用してください。
その口臭!もしかしたら
身体のSOS・・・かも!?
何かと忙しい日常生活に身体の不調も後回しにしていませんか?そのうち身体は悲鳴をあげてきます。その一つが口臭(病的口臭)も特徴的です。口臭というと口に注目しがちですが、身体の不調に病的な口臭症状を発することもあります。それぞれ口臭に特異性もあり、そんな身体のSOSサインを見逃してませんか?

- 歯周病
- 薬剤性副作用
- 親知らず
- ドライマウス
- 根尖性歯周炎
- 生理などホルモンバランス
- 鼻炎や蓄膿
- 呼吸器障害
- 舌苔
- 消化器障害
- 咽頭・喉頭炎
- 循環器障害
- 逆流性食道炎
- 肝機能障害
- 心身の疲労
- 腎・泌尿器障害
- 口腔粘膜疾患
- 悪性腫瘍
など
口臭はあなたの
健康パロメーターであり、
評価でもある。
誰にでもある「生理的口臭」と口腔衛生状態から体調に影響する「病的口臭」からもあなたの体調の判断基準となります。
健康面以外でも自分自身または相手への評価のひとつとして口臭の加減が挙げられます。健康・衛生面だけでなく他者評価を意識することもマナーやエチケットとして大事だと思います。ただし意識も過剰すぎると他人からの評価に不安を覚えて口臭を過敏に意識してしまう「口臭不安症」といったメンタル領域のトラブルにもなりかねません。「誰にでも口臭はある」を前提に口腔ケアと健康管理で時々エチケットとして口臭への意識を向けてみてはいかがでしょうか。
