PMTC(予防歯科)

PMTC

歯を磨くことは自分を磨くこと☆

毎日活躍する自分の身体も日頃のメンテナンスによって保たれており、ハミガキもそのひとつです。今日も食事や会話やふんばり噛み締めにと頑張った歯やお口をねぎらい、オーラルケアでお手入れを!もしハミガキが食後のノルマのようだったら、「歯を磨いてスッキリしたら、さあ始めよう!」「今日も一日頑張った☆そんな自分にお手入れを」といった自分スイッチとしてハミガキ習慣を楽しんでみてはいかがですか?最近ではオーラルケアグッズも充実していますので、自分にしっくりくるハブラシやお好みのフレーバーの歯磨き粉があればハミガキもアナタにとって癒しのひとときになると思います。

生活習慣とお口の関わり

「口はその人の物語である」お口の中や歯にはこれまでの人生の習癖や苦労が刻まれているといっても過言ではありません。歯や歯茎の磨り減りやムシ歯と治療後の傾向や粘膜・唾液の状態などから既往や現状が色々と読み取れます。それに虫歯や歯周病からお口の様々な症状の原因に食生活や生活習慣も少なからず関わっています。そのためそれらを改善することで予防に繋げていけます。でもこれって自覚もなく人に言われないとなかなか気づかないことが多いと思います。お口をみる機会って…やっぱり歯医者ですよね。

「ハミガキ」といっても歯だけ磨けばよいワケではない!
トータルオーラルケアが必要

  • 口唇

  • 歯周組織

  • 口腔粘膜

  • 咽頭部

これらそれぞれに汚れや雑菌は繁殖しており「お口」としてトータルケアの意識と継続が大事です。
また歯垢や歯石の他にもムシ歯や歯周病でも不快な口臭を発するので、歯科医院での相談・検査に基づきご提案します。

予防歯科

「予防歯科」と聞くと、ムシ歯にならないようにと幼少期のうちに「フッ素コーティング」や「シーラント(予防填塞)」を施すイメージがあると思います。ところがどっこい、予防歯科は年齢に関係なく、虫歯や歯周病を含めた口内トラブル全般を未然に防ぐ環境・習慣づくりの健康増進分野です。じつはおクチの健康はカラダの健康や生活環境・習慣などと大きく関わっています。予防歯科の主役はアナタ自身であり、アナタの日々の習慣が何よりのチカラとなります。

  • 毎日のハミガキなどオーラルケア習慣で虫歯や歯周病を未然に防ぐ。
  • 正しい咀嚼習慣で唾液分泌や脳刺激の向上や咀嚼筋のトレーニングで健康増進。
  • 適度な運動と鼻呼吸の習慣でストレス緩和と健康増進。

加齢に伴う「オーラルフレイル(口腔機能低下)」という言葉が注目されています。徐々に咀嚼能率低下や口腔乾燥傾向により摂食嚥下力低下・栄養摂取低下を起こし、体調不良が生活の質の低下に繋がります。予防歯科次第でアナタの生活は「正」にも「負」にも連鎖します。予防歯科は今からでも始められ、アナタとともにある口内環境増進分野です。

ご自分で行うメインテナンス

「予防歯科」は「治療」ではなく皆さんのセルフケアが主体にあります。オーラルケアや習慣・習癖に摂食・栄養管理など様々な要素が関わり合いますが、先ずは毎日のハミガキに注目しましょう。正しいハミガキの仕方として「バス法」などが推奨されていますが、実際自分の口内環境に向いているとは限りません。それぞれに合った磨き方とオーラルケアグッズがマッチすればより効果を発揮するでしょう。

歯磨き粉

  • ハミガキコつけすぎてない?

    ハミガキコを毛列てんこ盛りにつけても薬効効果が倍増するわけではありません。口内に味や泡がいっぱいになり磨いたような錯覚にさえなりかねません。すすいだ時に溶けきれず洗面所に付着したハミガキコの塊にお掃除も大変です。つけすぎてすぐなくなってしまうと家計の浪費にも…家族円満の秘訣にもハミガキコは適量で活用しましょう。

  • ハミガキコ、ちゃんと選んでる?

    ハミガキコはハミガキを円滑に行えるオーラルサポーターで、その効果も継続して使っていくことで発揮します。 「ペースト」「ジェル」「液体」と性質から「虫歯予防」「歯周病予防」「口臭予防」「知覚過敏対策」「ホワイトニング効果」など効能も様々です。味や香りも多種多様にありどれを使ったらよいか迷ってしまいます。「どれも同じ」という意見もありますが、せっかくですから自分のお好みの逸品を選んではハミガキを楽しんだり癒されたり、薬効効果を期待しての予防習慣を続けてみませんか。これこそ「継続はチカラなり」。

歯ブラシ

  • 歯ブラシは時々交換してる?

    歯ブラシは使っていると毛束が開き、清掃効力が低下します。磨いているけど磨けてない…個人差はありますが、毛束が開いたら交換しましょう。
    ☆ゴシゴシ磨きといったチカラのかけすぎは毛束の劣化を早めます。適度なチカラ加減と持ち方を注意してください。
    また古くなった歯ブラシにはカビ雑菌がそれなりに繁殖しています。ハブラシも使っているうちに毛束の根元が黒くなってきませんか?それ、まさにカビや雑菌です。衛生的にもハブラシの交換は大切です。
    ☆歯ブラシの衛生管理として、使用後のハブラシはよく水洗したあとに水気をしっかりとってから保管してください。

  • オプションで更に自分アップ☆

    ハブラシ以外にも歯間ブラシやデンタルフロスにマウスウォッシュなどオーラルケアグッズで口内環境アップ☆ムシ歯や歯周病に口臭への十分な予防効果が得られます。これもまた「継続はチカラなり」。
    ただしオーラルケアグッズは「諸刃の剣」でもあります。過剰な使用や間違った使い方は口腔内組織を傷つけてしまう恐れもあります。薬効品も過剰・過度の使用は口腔内のデリケートな細胞組織を痛めてしまう恐れもあります。適材適所として容量・用法を守って正しくお使いください。
    ドラッグストアやテレビCMでもグッズは色々見かけますが、ご自身にあったモノや使い方も皆それぞれです。歯科医院に一度ご相談ください。

歯磨き

いつ、どれくらい
ハミガキしてる?

「食べたらみがこう」なフレーズはよくありますが、実際いつハミガキしたらいいのでしょう?食後すぐはおクチの中は酸性傾向にあります。唾液の中和によりpHが安定するのは食後10分から30分ほどかかります。食休みしてからのハミガキをご提案します。またハミガキは全体的に丁寧に磨くと5分から10分はかかるでしょう。ただ時間ばかりを意識しすぎると、咥えているだけや同じトコをひたすら擦っているだけでも時間は過ぎて行きます…「○○分間かけて磨く」より「歯を磨いたら○○分かかる」という後付け感覚で良いのではないでしょうか。
ちなみに就寝中は唾液の分泌が低下しているため起床時は口腔内の雑菌繁殖した状態です。食後だけでなく、起床時にもオーラルケアを是非っ!

  • ブクブク…ぺっ💦
    ガラガラ…ぺっ💦

    ハミガキの前後に濯ぎとうがいをして出来るだけ食べカスを流しておきましょう。食後の食器洗いと同じイメージです。仕上げに含嗽剤を使えば薬効効果で口内環境は更によりよくなるでしょう。

  • 口元、ちゃんと拭いてる?

    食べた後やハミガキの後でも残留物はクチビル周りに残っています。くちびるのシワや口角はかぶれやすく口内炎・口角炎にも影響します。
    そのくちびるにもエチケットを。

バイオフィルム?なにそれ?

口腔内の歯垢(プラーク)が長時間溜まることで歯垢や歯表面にネバネバした膜が発生し、「バイオフィルム(粘稠性細菌膜)」といいます。この膜は残念ながら日常のハミガキでも取れません。表面の皮膜は抗菌剤や免疫細胞の効果を遮断するため、膜内での細菌の活性化に適した環境となり歯垢は更に歯石へと硬塊変化します。

バイオフィルムは私達の日常にもあり、排水口や洗面所・浴槽などのヌメリも相当します。
しかしおクチのなかに掃除用洗剤を突っ込むわけにはいきません。さらに過剰なゴシゴシ磨きは歯や歯茎を傷つけてしまいます。

歯科医院で行うPMTCは歯面高圧洗浄や機械清掃器具や専用歯磨剤を用いてバイオフィムの分解除去を行いますので、口腔衛生環境改善に有効な手段です。

またバイオフィルムは普段出し入れする入れ歯やマウスピースにもつきやすいので、装置にも日常のお手入れが欠かせません。

プロが行うメンテナンス

PMTCのススメ

PMTC(professional medical tooth cleaning)は歯科医師や歯科衛生士が行う専門的口腔清掃の略称です。「歯医者さんがしてくれる歯の掃除」なイメージでもいいと思います。実際には歯に付着した歯垢やバイオフィルムや歯石を徹底的に除去したり、口腔軟組織表面の清掃や保護を行い口内環境を整えることでムシ歯や歯周病の侵襲を抑制・鎮静する目的とした医療行為です。歯垢や歯石に繁殖する菌はムシ歯や歯周病の原因となり、口内環境をクリアにすることでムシ歯や歯周病の早期発見・早期治療に繋がります。PMTCは治療と予防の相乗効果を得ることが出来ます。
個人差はありますが、年2・3回のペースで定期検診と一緒に如何ですか?

歯の治療においても事前にPMTCを優先する場合があります。「種を植える前に畑を耕す」ように歯の治療には歯を取り巻く環境の改善・安定が必要な状況もあります。もちろん強制・斡旋ではありませんので、特定部位のみ治療希望も場合でもご希望・ご都合でご相談ください。
また口内環境もヒトそれぞれです。長期間付着した歯石を除去すると解放されたばかりの歯面や歯肉はとても敏感な状態となります。PMTC直後の飲食や刺激物・喫煙はお控えください。

PMTCで期待できる効果

PMTCによる歯垢・バイオフィルム・歯石の除去は、ムシ歯や歯周病の原因菌除去により治療と予防効果が期待できます。
また茶渋やタバコのヤニや食べ物の色素沈着による歯の黄ばみや黒ずみの除去も行っています。歯表面の着色除去により見た目の改善やムシ歯との鑑別にも有効です。
歯石や歯垢を取ったばかりの歯表面は結構粗れておりダメージを受けやすい状態ですそのため清掃後のポリッシングを行い歯面のトリートメントケアを行います。シャンプーのあとのトリートメントのようなイメージですね。
PMTCによる口内環境改善はスッキリ気持ちがいい実感とともに、口腔内の味覚や触覚を回復させることで咀嚼の向上を促し健康増進のきっかけに繋がります。アナタの「男前」や「女子力」も更に磨きがかかるかもしれません。

歯科検診とPMTCは
セットがおススメ

歯科検診によるおクチの確認は普段の状態で確認には限界があります。そこにPMTCを行うことで術中・術後がよりクリアな状態で再度確認出来、ムシ歯や歯周病や習癖などが改めて発見することもあります。PMTCによる口内環境改善とともに、より明確で有効な歯科検診の成果を得ることが可能となります。

4か月~6か月に一度は
歯科定期検診へ

当院では年2・3回(4~6か月に1度)の歯科定期検診をおすすめしています。
定期検診では、歯や歯肉の状態・歯並び・噛み合わせや口唇・口腔粘膜・舌・唾液の状態などを確認し、専用の器具を用いて口内クリーニングを行うのが基本的な流れです。それでなにもなければそれでよし!何か見つかれば早く治して大事に至らず!
当たり前になりがちな「健康」も日々の積み重ねによる賜物で、時々メンテナンスも必要です。最近歯科医院にご無沙汰の方も、久しぶりに定期健診から始めてみてはいかがでしょうか。