Feのハナシ
Fe…ふぇ?
いや、Feは鉄です。(まぎらわしい=3)
先日某会社様主催で管理栄養士さんのWebセミナーを受講しました。
日々の生活に必要な栄養素の中で「鉄分」足りてますか?といった内容で、自社製品の売り込みよりも鉄分摂取の仕組みと大切さを重視した実りある講話でした。
鉄分不足というと貧血をイメージしやすいですが、他にもいろんな症状との関連性があるそうです。
・頭が重い
・疲れやすい
・イライラしやすい
・動悸や息切れしやすい
・めまい
・眠気が強い
・倦怠感や疲れやすさを感じる
・抑うつ状態になりやすい
・爪が変形してくる
・集中力が落ちる
・就寝中に脚がムズムズする
・舌や口内粘膜が荒れやすい
・冷え性
・肌荒れ
などカラダの異変に鉄分不足が関わるそうですが、自分では鉄分不足と気づくのはなかなか難しそうです。
仮に鉄分不足だと分かったとしても、鉄分の摂取の仕方にもいろいろと注意が必要らしいです。
ミネラルの1つである鉄分には動物性たんぱく質(レバーや赤身魚なや貝類など)に含まれる「ヘム鉄」と野菜などに含まれる「非ヘム鉄」があります。
「ヘム鉄」は体内での吸収を邪魔されにくく、形状を維持しながら吸収されることで少量でも効率的に鉄分を補給できます。
「非ヘム鉄」は飲食物によって吸収阻害されやすく、体内で二価鉄に変換してから吸収されるため吸収率はイマイチとのこと。
※非ヘム鉄はコーヒー・緑茶・紅茶などに含まれるタンニンによって吸収阻害を起こすため「食べ合わせ」が大切です。
※ビタミンCなどが鉄分の吸収率を高めるので、動物性たんぱく質であるお肉やおさかなにレモンを絞ったり食後に果物を摂ることで鉄分の吸収率を高める工夫も有効です。
※鉄分のカタチとして「二価鉄」と「三価鉄」があります。
二価鉄は腸内で吸収されやすく、三価鉄はそのままでは吸収されにくく胃腸の働きで二価鉄に還元されてから小腸で吸収されます。
鉄分を摂取しても体内に吸収しなければ栄養として事をなさず、吸収しやすい二価鉄の方が効率的だと思われます。
ただし個々の体調・体質の相性にもよるので摂取の仕方が重要です。(副作用・服用頻度)
鉄分をサプリメントなどで補う方はその成分表記をチェックし、二価鉄か三価鉄かの確認(必要量がちゃんと吸収されるか)とご自身のカラダにあった選択をおススメします。
☆ ☆ ☆
鉄分は体内では血液中の赤血球にあるヘモグロビンに多く存在し、酸素を全身に運ぶ役割を務めます。
その鉄分が不足することは血液を介してカラダの大切な器官にに酸素が不足することになり、貧血症状や動悸や集中力低下などになりやすくなるメカニズムです。
ここまで読んでいただくと「鉄分って大事だなァ」と感じ、さっそく鉄分摂取に勤しむ方もいらっしゃるかもしれません。
ここでも注意は鉄分の過剰摂取です。
何事も適量適度が大切で、鉄分の過剰摂取は…
・便秘
・胃腸障害
・亜鉛の吸収阻害
・急性鉄中毒
・糖尿病リスク
・酸化ストレスの増加
…など、それはそれで体調の不具合の引き金となりえますのでご注意ください。
☆ ☆ ☆
こんな感じで栄養素1つでこんなにてんてこまい…必要な5大栄養素(炭水化物・タンパク質・ミネラル・ビタミン・脂質)で考えていくと計り知れない知識量が必要ですね。
ただ今回の鉄分のようにビタミンやタンパク質と一緒に摂取するなど、食べ方の組み合わせ方に相性があることが納得出来ました。
…ところでなんで歯医者が「鉄分」とか勉強してんのさ?と思う方もいるかもしれません。
鉄分不足に陥ると起こりえる「鉄欠乏性貧血」は口腔内でも舌や口腔内粘膜に様々な症状を引き起こします。
症状によって処置や投薬で対応を行いますが、時には日常生活の見直しから症状が改善するケースもあります。
そんなことも踏まえて最近の歯科業界では栄養学が注目されています。(俗にいう「バズる」でしょうか⁉)
歯科も色々な学問や領域・業界と連携することで如何様にも変化していきますので、面白くなってきたと高揚している日々です。
まずはこの機会に自身の食生活を見直してまいります…
